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特別展 岡本豊彦から小野竹喬−岡山における四條派の系譜
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このたび竹喬美術館では、小野竹喬の芸術の形成を四條派(しじょうは)の流れのなかで再考する特別展を開催します。 江戸時代後期の絵画界は、大きく南画系の諸派と写生画系の諸派とに二分されていました。そのうち目に見える具体的な対象を描こうとした写生画系は、円山応挙(おうきょ)から出発して応挙の粉本(ふんぽん)を重視する円山派を形成し、さらに日々目にする景観を情感豊かに絵画化しようとした四條派へと展開していきます。応挙後の京都で主流を担っていくこの四條派は、現実空間を重視する写生画系とはいえ、その中には南画的な要素、つまり胸中の心意を漂わせるような面も備えていました。 このたびの展覧会ではまず、松村月溪(呉春:ごしゅん)の弟子として活躍した岡山出身の岡本豊彦(とよひこ)が獲得した表現の根源がどこにあったかを、与謝蕪村(よさぶそん)、池大雅(いけのたいが)、円山応挙、呉春の作品を通して確認したうえで、その後の塩川文麟(ぶんりん)、幸野楳嶺(ばいれい)、竹内栖鳳(せいほう)、小野竹喬という四條派の中軸の流れに継承されたものを浮かび上がらせたいと思います。 さらには、竹喬が直接学んだ栖鳳とは同時代の楳嶺門下、菊池芳文(ほうぶん)、都路華香(つじかこう)、谷口香きょう(こうきょう)の画風に着目し、栖鳳や竹喬らが行なった四條派の近代化の実相についても探ってみたいと思います。 この企画を通して、京都と岡山という二つの風土が育み形成した四條派の妙味と実際の流れを改めて検証し、竹喬芸術の理解をさらに深めることができれば幸いです。
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開館時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで) 休館日 毎週月曜日
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一般 800円(650) 高 校 生 500円(350) 市外小中学生 300円(150) ( )内は団体20名以上 前売は一般個人のみ ※市内在住の65歳以上の方及び市内の小中学生は入館無料です。
前売り券販売所:(市内)図書館・市民会館・生涯学習課・市民プラザ・カブトガニ博物館・サンロック(市外)井原市立田中美術館・華鴒大塚美術館・やかげ郷土美術館・倉敷市立美術館 ※決まり次第掲載します
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講演会「四條派の系譜 京都と岡山」 原田平作先生(大阪大学名誉教授・愛媛県立美術館名誉館長) 2月15日(日)13:30〜 笠岡グランドホテルにて(聴講無料・要予約)
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2月7日(土)、3月1日(日)、3月15日(日) 13:30〜 (聴講無料・要入館料)
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この情報は、竹喬美術館が作成しました。 2008年12月17日更新 |
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TEL 0865-63-3967
chikkyo-m@city.kasaoka.okayama.jp
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