2009年3月8日 21時49分更新
携帯電話を学校に持ち込むべきかどうか全国的に議論が広がる中、岡山県教育委員会は「学校での教育に直接必要があるものではない」として、学校への携帯電話の持ち込みを原則禁止とする指導方針案をとりまとめました。
岡山県教育委員会では、生徒の携帯電話の学校での取り扱いについて検討するよう国から通知があったのをきっかけに、内部で議論を進めてきましたが、このほど、指導の方針案をとりまとめました。
それによりますと、携帯電話は「学校での教育に直接必要があるものではない」として、小中学校に対しては持ち込みを原則として禁止、高校に対しては持ち込みを禁止するか、校内などでの使用を禁止するよう求めています。
その上で、緊急連絡のためなどやむを得ない理由がある場合は携帯電話の持ち込みを許可制とすることや、保護者向けの研修会を実施するなどして携帯電話の利用規制に関する保護者の理解を深めるべきだなどととしています。
岡山県教育委員会では、この指導方針案について県内の市町村の教育委員会などと協議した上で、今年度中に最終的な指針をとりまとめることにしています。