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子どもの就活に親が出る 説明会代理出席、大学側も支援(1/2ページ)

2009年3月7日21時31分

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 不況まっただ中で、来春卒業予定の学生の就職活動が始まっている。就職イベントにも例年以上の人数が集まっているが、集まるのは学生だけではない。学生の親が代わりに就職フェアに出たり、就職説明会を受けたり。わが子の就職が気が気でない親のために、大学や就職支援サイトなどは親への手厚い支援を始めている。

 昨年11月、リクルートが開いた就職イベントには、昨年の2倍以上にあたる約4万6千人の学生が詰めかけた。なかにはところどころに親らしき人の姿も。主催したリクルートによると、「子どもが来られないので代わりに来た」「親としても見ておきたい」など、出席する親は最近少なからずいるのだという。

 「就職ジャーナル」編集長の川上直哉さんは「年々就職活動について親の関心は高まっている」という。編集部には親から「子どもが就職活動に動く気配がない」「聞いたこともない会社の内定をもらってきた」「子どもの代わりにエントリーシートを書いてもいいものか」といった不安や疑問が届く。

 そこで昨年、「保護者のみなさまへ」という別冊を作り、大学を通じて配ったところ、要望が殺到。今年は「保護者のための就職ジャーナル」とタイトルを変え、昨年の3倍の約7万部を配布した。大学が親への説明会などで配っているという。

 「イマドキの就活スケジュール」「保護者ができることは、何?」「就活中の子どもとの付き合い方」など、教育の専門家や大学の就職担当者などが解説している。

 川上さんは「過保護な親が多くなっているのは確か」と言いつつも、「親も子も、高校までは偏差値というヒエラルキーがはっきりした中にいる。それが突然基準のあいまいな世界に放り出される不安は理解できる」と話す。

 「就職活動は学生が最初の挫折を味わう場。親はとって代わるのではなく、あくまで子どものサポートを」と助言する。

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