2009年3月5日15時0分
西松建設は95年ごろから3ルートでの献金を始めたが、大久保秘書は00年ごろから、先輩秘書から引き継いで西松建設との交渉役になった。毎年、同社の総務部長だった岡崎彰文容疑者(67)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=と、同社から小沢代表側への献金額について相談。年2500万円の中で3ルートの金額配分を決めたうえ、陸山会と政党支部に割り振っていた。下請け業者からの入金が遅れると、西松建設側にクレームをつけていたという。
献金額は数年前から同社の資金繰りが悪化したため減額されたが、06年中に献金をやめるまで約10年間の総額は約1億8千万円に達した。
西松建設は、東北地方のダムなど大規模公共工事の受注で便宜を図ってもらうことを期待して、小沢代表側への献金を続けていたという。