民主党の仙谷由人・元政調会長は7日夜、徳島市での国政報告会で、小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件について、「我々とはケタが違う金を集め、政治闘争に勝ち残ってきた人をトップに選んだ。間違いだったと思えば、不明を恥じて反省しないといけない。自戒を込め、これから本物の政権を担う政党を作らなければならない」と述べた。
小沢氏を厳しく批判し、代表交代の可能性に言及したものだ。
小沢氏が潔白を主張していることについては、「世間に受け入れられない理屈だったら困る。世の中の評価が、数日か1週間ぐらいすれば収斂(しゅうれん)してくるのではないか」と語った。
このほか、中堅・若手議員や地方組織からも同日、小沢氏の責任を問う声が出た。小沢氏は潔白を主張しており、執行部も静観する構えだが、週明け以降、小沢氏の進退を巡る党内の緊張が高まる可能性もある。
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