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がん診療連携拠点病院:京大病院を指定へ 来月、府立医大に続き2カ所目 /京都

 京都大病院(左京区)が4月1日付で、国から「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定される。府内では府立医大病院に続き2カ所目で、大学病院の複数指定は全国で初めて。地域の主要病院に対する診療支援が主な役割で、府立医大と協力してがん医療体制を強化する。

 厚生労働省は都道府県拠点病院を原則1カ所ずつ指定。府は07年3月に府立医大、京大とがん対策総合戦略推進会議を発足させるなど連携しており、「京大を抜きにがん医療体制は考えられない」と判断。昨年10月に国に推薦し、2月23日付で内定通知を受けた。

 府立医大は府内に診療ネットワークがあり、緩和ケアで指導的役割がある。一方、京大は人材育成で総合大学の強みを生かせるほか、放射線治療が先進的。両大学病院は連携しながら地域の主要病院に対し、医師・薬剤師・看護師らを対象とする研修▽症例相談や診療支援▽がん医療の情報交換--などを実施する。府健康対策課は「両大学病院の得意分野を生かし、全国最高水準のがん診療体制を構築したい」としている。【朝日弘行】

毎日新聞 2009年3月8日 地方版

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