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病院職員OBらを低所得者と偽り医療費減免、大阪府済生会

3月6日12時47分配信 読売新聞


 大阪府済生会中津病院(大阪市北区)と同会野江病院(同市城東区)が2007年度、受診した病院職員の親族と退職者らを低所得者と偽って、生活困窮者の自己負担額を減免する「無料低額診療制度」を適用し、医療費の自己負担分を減免していたことがわかった。

 同制度では減免分は病院が肩代わりすることになっており、両病院は延べ4万6000人分、計約4億3000万円を負担、「福利厚生の一環だった」としている。大阪市は社会福祉法に違反するとして、両病院に文書で改善指導した。

 市によると、両病院で07年度に制度を適用した、生活保護受給者を除く低所得者延べ4万6703人のうち、約99%がこうした違法減免だった。市は、両病院では長年、違法減免が行われていた可能性が高いとみている。

 府済生会は「病院の管理に行き届かない点があり、申し訳ない。指導を受けて直ちに改めた」としている。

最終更新:3月6日12時47分

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