エスカレーターにストールが！５７歳女性首絞められ意識不明…ＪＲ水戸駅

　６日午後９時１０分ごろ、ＪＲ水戸駅構内のエスカレーターで茨城県阿見町のＪＡ職員の女性（５７）があおむけに倒れているのを近くにいた乗客が見つけ、駅員を呼んだ。女性の首には身につけていたストールが巻き付いており、衣服の一部も踏み板に挟まれていた。

　駆け付けた救急隊員は女性の首に巻き付いていたストールを切断して救出。女性は病院に運ばれたが、強く首を絞め付けられており、意識不明の重体。

　水戸署によると、女性が倒れていたのは、７番ホームから階上の改札に向かう上りエスカレーターの降り口付近＝写真＝。防犯カメラには、女性が１人でエスカレーターに乗った直後にあおむけに転倒する様子が映っていたという。

　あおむけ転倒　ストールは長さ約１６０センチのウール製。一部は踏み板に挟まれたため、なくなっているという。女性は水戸市内で会合で飲酒していたという。女性のほかに不審な人物は映っておらず、つまずいた様子もなかった。

　水戸署は、女性が倒れたまま降り口付近まで運ばれ、引き込まれたストールで首を絞め付けられたとみて、倒れた原因などを調べている。

　ＪＲ東日本水戸支社によると、エスカレーターは月１回点検しており、直近の２月１０日に実施した点検で異常はなかった。事故後の点検でも、正常に作動したという。