日本最大カップリングパーティー

　多くの人に愛されたその人柄を象徴するように、ほほ笑む飯島さんの遺影の周りを大好きだったカサブランカとカラーの花が８００本と、桜の花が彩った。

　発起人を代表し、最初に「お別れの言葉」を読んだ中山は、飯島さんと同じ所属事務所で、プライベートでも家族同様の付き合いだった。

　「今日は愛ちゃんが大好きだった人たちがいっぱい集まってくれました。こんな花道をみんなに用意してもらって本当によかったね。美人薄命とはいいますが、本当にそのとおりですね。よく頑張りました。ありがとう愛ちゃん、また会おう」。中山は祭壇から優しくほほ笑む飯島さんを見上げながら、必死で涙をこらえていた。

　飯島さんから恩人として慕われていた紳助も「妹分のくせにいつも、おれよりプレゼントをくれるんです。家にファクスがないと言ったら、家まで取り付けにきてくれたんです。１０年以上前の話です。亡くなる一週間前に新しいのを買ったんだけど、まだ古いまま置いてあるんです。まさか死ぬとは思わんかったから。メシ行こうって言われて、行かんかったことを後悔しています」と、両手で目元を何度もぬぐった。

　ほかに、大竹や「ホンジャマカ」の恵俊彰（４４）と石塚英彦（４７）、うつみ宮土理（６５）、古舘伊知郎（５４）らが発起人を代表して別れのあいさつをした。この日寄せられた香典は、「エイズ予防財団日本エイズストップ基金」に全額寄付される。