「俺さー、いつも思うんだよね。」
「何を?」
「こうやってネットゲームであんたと喋ってる間に
リアルだと、何をして何を考えてるんだろうって。」
「うん。」
「でも、考えてもリアルな自分が浮かんで
来ないんだよね。何でだと思う?」
「さぁ?」
「リアルを想像しても、PCの前に座ってる自分が
浮かんで来るんだよw 笑えるだろ。」
「可笑しいね。それでも君はネットゲームを
続けるんだろ?」
「まぁね。だってここにしか居場所が無いから。
ここで必死になって、作り上げた俺は
あんたにはどう映ってる?」
「寂しがりやな構ってちゃんかな・・?
いつも誰かの中心に居ようとして
空回りして、それでも頑張ってるって見えるよ。」
「俺は・・。」
「君は、なんでここにしか居場所が無いの?
リアルに居場所があるからこうして繋いで
ボクとチャットしていられるんだろう?」
「学校も、家も、外も。
どこも、俺を必要となんてしてくれてないんだ。
このネットゲームでも俺を必要としてないとしても
ここでは遊べるんだ、必要無いって言われて
誰かに嫌われて暴力を振るわれることも無い。」
「リアルでも、必要ないって思われてても
自分のやるべき事はあって、それをちゃんとしていく人には
ちゃんと次の目標ができるんだよ?
君はそれも放棄して、ここに入り浸るの?」
「もう、何をしたらいいのか・・
分かんなくなってしまったから。」
「まずはさ親と、一緒にご飯食べよう?
そこからはじめようよ。
ね?○○」
「え?」
「下で待ってるからね?今日は○○の好きな
ハンバーグとミートスパゲッティだからね。」
あとがき:>>いつも愚痴を話していたネトゲの友達が
親だったってヲチです。
少し自分の心境も混ぜ混ぜしてるので
読みづらい点があるかもしれないが!気にしない。
とりあえず短編を書いてみたかった。
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