ニュース: 政治 RSS feed
【グローバルインタビュー】田母神元空幕長、国家観や日米関係のあり方を熱く語る (4/5ページ)
このニュースのトピックス:次期衆院選
「ただ、私が選挙に通るというだけでは意味がない。通ったうえで、何かの力になれるというふうでなければ。政界再編後をにらんで、その状況のひとつの核になるというような状況になれば、出馬もやぶさかではない、ということ」
−−見通し、手応えは
「たぶん、保守の再結集という方向に進むと、私は思っている。いまのままでは、日本の政治は立ちゆかない。何も決められないんだから。だから、長い間に少しずつ、しかし結果的には大きく左に寄ってしまった自民党が分裂し、保守が再結集する形で再編が行われる可能性が高いと思っている」
−−新しい歴史教科書を作る運動など、1990年代から保守の再興を求める運動はさまざまな形であった。その現状と問題点をどう考えるか
「リーダーとなる人がしっかりした国家観、歴史観を持っていなかったのではないか。軸足がしっかりしていなかった。左からいろいろ言われると迎合する。教科書問題もそう。靖国問題も、従軍慰安婦問題も、遺棄化学兵器処理問題もすべてそう。ここで妥協したらどうなるか、ということを、しっかりした国家観を持つリーダーであれば理解できるはず。ところが、支持率が下がって、左の票もほしいということで、迎合する。どっちみち、左は保守に投票しない。迎合すれば、保守が離れるだけ。そういう繰り返しのせいで、自民党の支持率がどんどん下がっているのだと思う」
このニュースの写真
関連ニュース
- 「偏っているのはあなた」 田母神元空幕長が石破氏を批判
- 田母神氏、講演引っ張りだこ 「言論タブー」照らし出す
- 【政論探求】「田母神論文」が突きつけたもの
- 【グローバルインタビュー】日米首脳会談の成果は? デービッド・アッシャー元国務省上級顧問(東アジア担当)に聞く
- 【グローバルインタビュー】「ロシアのオバマ」は生まれるか 露英字紙のナビ・アブドラエフ記者に聞く「ロシアの変質」
- 【グローバルインタビュー】アジア選択は政権の視点に合致 米外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員
- 【グローバルインタビュー】オバマ政権の北朝鮮政策、前政権とどう違う? バルビーナ・ホワン前国務省東アジア太平洋局上級顧問に聞く