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【グローバルインタビュー】田母神元空幕長、国家観や日米関係のあり方を熱く語る (3/5ページ)
このニュースのトピックス:次期衆院選
「これからは大きな国同士の戦争というのは極めて発生しにくい時代になる。主体は、テロや地域紛争への対応だ。そういう時代に、日米が共同にすべきことはいっぱいでてくる。そこで、おれはおまえを助けられないよと言っていては友達関係は続かない」
「対等な日米関係にしないと、日本にはどうしてもコンプレックスが残る。それがほかのいろんな面で米国への譲歩につながる。政治、経済、社会、あらゆる分野で結局、日本が譲歩させられているということになる」
−−保守の側にも米国とのつきあい方をめぐってさまざまな議論がある
「アメリカについてもいろいろ注文をつけるから、反米ではないかといわれることもあるが、私は反米ではない。単に親日であるだけ。友達どうしだってそうでしょう。仲のいい友達が自分にとってマイナスになることをしたとき、何もいわないのが友達というわけではない」
「しかし、友達に何かいうためには、やるべきことをやっていなければならない。つまり、日本は対等な立場に立つために、進んで協力すべきところはしておかなければならない。それをしないでいるから、いいなり、ということになってしまう」
−−選挙への出馬が取りざたされているが
「次の衆院選については、出てもしようがないと思っている。おそらく自民党が負けるでしょうから、民主党が政権を取る。しかし、いまの民主党では何も決められないから、おそらくさほど遠くない未来に割れると思う。また、自民も分裂し、政界再編が起きる。そのとき、私が出ることがひとつの力になるようであれば、まあ(出馬を)考えたいと思いますけれども」
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