いよいよふぐの郷「臼杵」へやってきました。全国的には下関のふぐが有名ですが、ここ臼杵の「臼杵ふぐ」も今や知る人ぞ知る全国でもトップランクのブランド魚と言える人気もの。話によると下関の市場でも臼杵産の天然トラふぐが最高級品だとか。う〜んたまらない。それにしても九州では「ふぐ通は大分で食する。」という。ホント皆大分県のふぐを絶賛する。全国のふぐ通がわざわざ高い運賃払ってまでもここ大分までふぐを食べにくるにはちゃんと訳があるのである。全国広しともふぐの肝を食べれるのはここ大分県だけなのである。当の我が家も当然ですが初体験である。期待ふくらませながら、いざっ高級料亭御宿「春光園」で天然臼杵トラふぐとご対面。早速、もみじおろし＆きざみネギとともに大量に盛り付けられたふぐ肝を醤油にといてふぐ刺しを頂くことに。息子良太は自分専用のすごいボリュームのお子さまランチにはじめご機嫌であったが・・・遅れて出されたふぐ刺しを見て直感的に美味しそうと感じたらしく気になって仕方がないようである。

それにしてもここ春光園さんは高いだけあって美味いし、落ち着けて良い。何せここは歴史ある料亭で、建家は元家老の屋敷だったそうでお庭も文化財指定されているとのことだ。また特に今回は１つしかない離れのお部屋を選んだため、奥室には専属の賄いさんが準備できる簡単な厨房などもあり、ちょっとした大名気分？を味わえる。こと食事に関しては評判通りだ。ここで忘れてはいけないふぐ料理の定番「ひれ酒」。蓋を少しあけて火をつけてアルコールを飛ばす。う〜んこれまた美味い。申し訳ないが美味い以外に良い言葉が見つからない。美味い料理を頂くとアルコールのピッチも早まる。本日の閉めはもちろん「ふぐ雑炊」。先ほどのてっちりにご飯入れてとき卵を入れて完成！賄いさんの作業をじーっとながめる我がファミリー。只美味そうで言葉がでなかっただけなのだが・・・。もちろん、ふぐ雑炊も大分流だ。最初のふぐ肝を少し残しておいて混ぜて食べるのだ。これ格別、絶品だ！深みのあるパーフェクト雑炊へ変身する。いやぁ〜これはもぉ凄いのひとことだ。「ふぐ肝万歳！」「ふぐ肝ありがとう！」である。