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教師、大学へ指定校推薦の出願忘れ 第1志望受験できず

2009年3月7日19時12分

 東京都立小松川高校で、都内の有名私立大学を指定校推薦で受験するはずだった3年の女子生徒の出願を進路担当の教師が忘れたため、受験できなかったことが7日、分かった。江見悦子校長は「取り返しがつかないことで、おわびのしようがない」と話している。

 同校の説明では、生徒は昨年11月末、私立大学の指定校推薦試験を受ける予定だった。しかし、受験日が迫っているのに受験票が届かないことを不審に思い、教師の1人に問い合わせた。

 学校で調べたところ、生徒から願書を受け取っていた学年の進路担当の教師が、書類棚に立てたまま郵送を忘れていたことが判明。気づいた時には締め切りを3週間過ぎており、出願は認められず、生徒は受験できなくなったという。都教委へも先月、経緯を説明した。

 出願予定だった大学は生徒の第1志望だった。指定校推薦は合格率が高く、もし生徒が受ければ合格の可能性が高かったという。学校側は生徒と保護者に謝罪。生徒が一般入試での受験を希望したため、学校が個別に時間割りを組み、指導した。生徒は他大学を受験中という。

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