藤本昭夫村長(右)から県内で最初に給付金を受け取る榊陽市さん=7日午前9時すぎ、姫島村
定額給付金の支給が七日、大分県内のトップを切って姫島村で始まった。一日も早く村内の経済に反映させるため、七、八の両日は休日返上で支給する。臨時の支給窓口を設けた離島センターやはずには、午前八時前に職員二十五人が集まって準備。同八時半ごろから村民が集まり始め、受け付け開始の同九時までに二十六人が並んだ。村民は窓口で申請書を提出。確認用に運転免許証などを提示した後、職員から世帯分の給付金が入った封筒を受け取った。
県内で初めて給付金をもらったのは北浦地区の無職、榊陽市さん(63)。第一号を記念して藤本昭夫村長から手渡されると、「いいお年玉になった。うれしい」とにっこり。一万二千円という金額については「デジタル対応のテレビが欲しいが、とても足りないので日用品を買うと思う。本当に景気対策になるのかよく分からない」。
藤本村長は「一日も早く多くの人に使ってもらおうと休日の支給を決めた。村内でしっかり消費してほしい。わたしは自転車の買い替えに使う」と話した。
同村では約九百五十世帯の二千五百人余りに総額約三千九百七十万円を支給する見込み。初日は正午までに二百八十三人(世帯)が受け取った。
今後、今月中に予定している佐伯市、九重町から五月下旬の大分市まで順次、各市町村で支給される。県内の給付見込み額は約百八十八億六千万円。
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