2009年3月7日 12時28分更新
赤磐市出身で、「南画」と呼ばれる絵の流派を代表する画家、直原玉青の作品を集めた展示会が赤磐市で開かれています。
直原玉青は明治37年に今の赤磐市黒本に生まれ、墨の濃淡を生かして描く「南画」と呼ばれる絵の流派の会長を務めるなど「南画家」として活躍し、平成17年に101歳で亡くなりました。
赤磐市の名誉市民にも選ばれている直原玉青の作品を広く紹介しようと、会場には市が所蔵する作品、23点が展示されています。
このうち4曲仕立ての屏風「龍」は、97歳の時の作品で、勢いのある筆使いでカッと目を見開いた龍の姿をとらえています。
また、淡い色彩を施した「菩提寺和田山」は、ふるさとの風景を描いたもので、桃の花が咲く春のひとときを表現しています。
この展示会は3月8日まで、赤磐市の中央図書館で開かれています。