英陸軍の女性兵士、兵舎で女児を出産

　英陸軍の女性兵士（20）が、自らが生活する兵舎で体重約2700グラムの女児を出産していたことが3日、明らかになった。現在は病院に収容されており、母子ともに健康だという。英サン紙（電子版）が伝えた。

　妊娠を隠し続けていた兵士は、オックスフォードシャー州アビンドンの兵舎で出産した。出産後も女児を数日にわたって兵舎に隠していたが、赤ちゃんの泣き声に気づいた別の兵士が上層部に報告、今回の事実が明るみに出たとされる。

　関係者によると、妊娠中も激しい訓練に参加していたというこの兵士。ゆったりとした服装でジムに通っていたといい、これを不審に思った将校に「妊娠しているのか」と聞かれてもきっぱりと否定していたようだ。

　兵士は現在、女児と共にオックスフォードの病院に収容されている。

　おそらく英陸軍史上初めてであろう兵舎での出産。警察当局が捜査に踏み出しているが、具体的な措置は取られないもよう。同国国防省も「母子に必要となるものを考慮していく」との見解を示している。

　今回の件について、ある陸軍関係者は「誰が父親なのか、なぜ彼女がかたくなに妊娠・出産を隠していたのかは誰にも分かりません」と語っている。相手の男性は、この兵士が妊娠・出産したことを知っているのだろうか。いずれにしても、兵士と女児の幸せを願わずにはいられない。(c)Web-Tab


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