2009-03-06
■[日記]マンナンライフ事件は事故なんかじゃない
マンナンライフの一件は「不幸な事故」的な文脈で世間では処理されつつあるけれど、とんでもない。これは虐待致死事件である。ここを見誤ってはいけない。
そもそも、「赤ん坊に何を与えるのか」というのは、親はじめ保護者が徹底的にケアしなければならない問題である。赤ん坊は自分で食事を選べない。ゆえに、的確なものを与えずに食べれないものを与えるというのは幼児虐待であるし、その挙句死亡してしまったのだからこれは傷害致死だ。祖母はなぜタイホされなのだろうか。
報道によると死亡した幼児の年齢は1歳で、この時期は離乳食の完了期である。与えるものの固さの目安は以下の通りだ。
固さの目安は、指で力を入れるとつぶれるバナナの固さで、大きさは7〜8ミリのコロコロしたもの。スプーンでも簡単につぶせるぐらいの固さにしましょう。ごはんなら軟らかく炊いたもの、野菜なら粗いみじん切りにしたものより少し大きいぐらいの大きさになります。大人のメニューから取り分けて離乳食を作る時は消化のよい食材を選び、味付けをする前に食材を取り出してから、やわらかく加熱をしましょう。
http://www.danone.co.jp/babyworld/guide/step/step12-18_01.html
こんなものは調べれば幾らでも出てくるし、本屋に行けば何十冊と関連書籍がある。マンナンライフは「幼児に与えるな」という旨の注意文をパッケージに記載していたそうだが、本来はたとえマンナンライフが一切の注意文・警告文を書いていなかったとしても絶対に与えてはいけないものなのである。こんにゃくゼリーを与えた時点で、幼児の保護者、少なくとも祖母は「何を食べさせるか」という問題を放棄している。悪意がないからといって虐待に当たらないと思ったら大間違いである。
話は少しそれるが、例えばこのサイトを読んで欲しい。
140 名前: 名無しさん@HOME 投稿日: 02/07/15 20:20
離婚前の話ですが・・・
私の子供食物アレルギーで小麦と卵がダメ。(蕁麻疹がでてしまう)
なのに義母は「甘やかせすぎだわ」と言って信じてくれない。
ある日、家族で義母の家に行ったとき、私の目を盗んでプリンとクッキーを
あげようとしたので「絶対あげないでくださいね」と言ったらしぶしぶ
納得してた。なのに!私がトイレに行った隙に、あげてしまった・・・。
私が悲鳴をあげていると、「ほら、大丈夫じゃない。美味しそうに食べてるわよ」
って意気揚揚。その後30分後に全身蕁麻疹で苦しみだした。
にもかかわらず、「私のせいじゃない」と言ってる義母に対して
「孫を殺す気ですか?言い訳する前に救急車早く呼んで下さい!」
それに対して夫も「おおげさだなー、落ち着けよ」義母「そうよそうよ」
と言ったので、
「こんな、子供の体を気遣ってくれないような家族とは、もう家族とは
思いたくありません!」と言って、そのまま一人で
全身真っ赤&ブツブツの子供を病院へ連れて行き、そのまま離婚しました。
義母は何度も謝っていたけど、謝りながらも「アレルギーの子供を産んだ
あなたが悪い」みたいなことを言っていたので、
「頭おかしいんじゃないですか?」といって「もう●●(子供)には一生
会わせませんよ」と言った。
泣いていたけど、自業自得でしょう。
私はこの姑と件の祖母が重なって仕方がない。悪意がなければいいのか。知らなかったら許されるのか。もしこの子供が死んでいたとしたら、卵が規制されなければならないのか? 「当たり前」を当たり前に行使できない人間のレベルまで、我々の社会は基準を落とさなければいけないのだろうか。