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自民党:与謝野氏も小泉路線を批判

 与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は6日の参院予算委員会で、小泉内閣が推進した規制改革について「一時期、規制緩和はすべて善という信心がはやったが、これは間違った信心だ。何のためにどういう効果があるのかを考えながらやるべきだ」と批判した。麻生太郎首相も構造改革について「経済を活性化させた点では一定の成果があったが、ひずみも出た。改革をさらに深化させるために、改善という手法を使っていかなければならない」と改めて路線転換の必要性を強調した。

 5日の予算委でも、竹中平蔵元総務相が同日付の日本経済新聞で「かんぽの宿」売却問題を「与野党の郵政族が結託している」と評したことに対し、鳩山邦夫総務相が「私が郵政族だったことはない」と反論。小泉純一郎元首相のセリフをまねして「怒るというより笑っちゃう」とも批判した。

 こうした発言はすでに引退表明した小泉氏の影響力の低下を象徴しているが、自民党内には「小泉さんは政局の話はしないと言ったが、郵政の件ならこの先いくらでも出てくるだろう」(三役経験者)との見方も残っている。【三沢耕平】

毎日新聞 2009年3月6日 21時52分(最終更新 3月6日 21時53分)

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