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NIKKEI NET

米小売売上高、小幅減 2月0.1%、ウォルマート4.5%増

 【ニューヨーク=杉本晶子】米主要小売業の2月の売上高は前年同月比0.1%減で、5カ月連続のマイナスとなった。ただ、昨年10月以降で初めて前年並みの水準に近づいた。百貨店や衣料品店は不調が続いているが、最大手ウォルマート・ストアーズが4.5%増えるなど好調な安売り店が全体を押し上げた格好。ガソリンなどの値下がりで実質的な所得が回復したことや昨秋から進んだ衣食住の幅広い買い控えの反動が出ているもようだ。

 国際ショッピングセンター協会(ICSC)が5日、主要35社のデータを集計した。新規出店の効果を除いた既存店売上高は0.1%減と、下げ幅は1月(1.6%減)から大きく縮小した。必需品を中心に安売りするディスカウント店が3.1%増を記録した。その半面、衣料品専門店ギャップ(12.0%減)、高級百貨店サックス(26.0%減)など2ケタ以上の前年割れが続出した。

 主要小売店の売上高は昨秋以降、前年比1―2%台の減少が続いたが、2月が微減になったことで急縮小にようやく歯止めがかかった可能性がある。 (11:39)

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