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民主・小沢代表「地検であろうが、話し合いはいつでもする」

3月6日14時51分配信 産経新聞


民主・小沢代表「地検であろうが、話し合いはいつでもする」

民主党本部を出る際に、報道陣の質問に答える民主党の小沢一郎代表=6日午後0時47分、東京・永田町の民主党本部(大西史朗撮影)(写真:産経新聞)

 民主党の小沢一郎代表は6日昼、自身の秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕された事件について、現段階ではその責任をとって代表職を辞任する考えのないことを改めて強調した。東京・永田町の民主党本部で記者団の質問に答えた。詳報は以下の通り。

  [フォト_質問に答える民主党の小沢代表

 ――秘書逮捕後、次々と事件に関して疑惑の報道がされているが

 「あのー、疑惑が出ているとは私は思っておりません。私自身は、それこそいま、いろいろと報道されてますが、そういうこの間の会見でも申し上げましたが、いわゆる、今の状況ですと、何か私が収賄の被疑者のような報道がされてますけれども、この間も申し上げましたように、私は、そういう事実は全くないということは、今もって変わっておりません。それで、個別のことについては私は秘書を信頼して、秘書に任せておりますので、個々の一つひとつの献金のことはわかりません。ただ、政治献金であっても何であっても、献金してくれる方、あるいは、一般社会で言えば、慈善事業に寄付してくれる方とか、そういう意味ではありがたく、献金はいただいて、その浄財で政治活動をしておりますし、また、ずっと政治活動続けていく中で、今、問題になってる西松建設うんぬんのだけではなくて、いろんな、会社の方であれ、個人の方であれ、お礼とお願いのごあいさつをするのは当たり前だと思いますんで、そういう意味では、私は何も問題はないんじゃないかと思っております。あと、個別のことは、大久保(隆規容疑者、公設第1秘書)が逮捕されて、いませんので、聞くわけにいかないので、その個々の具体的なことについては、私わかりませんので、申し上げるのはちょっと今は無理です」

 ――政治団体からの献金で、実際は西松からの献金とはわかっていなかったとのことだが、西松あてに請求書が出されていたということだが、食い違いがあるが、どう説明するのか

 「どういう形で具体的な手続きとしてやってたか、それは分かりませんが、多分、政治団体からの寄付なので、政治団体で、事務的に受けたということだと思います。それで、その2つですか、の政治団体のお金がどのような形で集められたのか、そういうことは他の人は知る術はありませんし、このお金はどういうお金ですかということは、今言ったように、一般社会でもせっかくの行為に対して、そのようなことは詮索(せんさく)することはありえないと思ってますので、私はそういう意味では、政治団体から、政治団体ということで事務処理をしてきたということは、事務的には問題ないんじゃないかと思っております」

 ――大久保容疑者しか、細かいことわからないということだが、大久保容疑者が起訴された場合に代表の責任はどう取るのか

 「起訴された場合っつっても、今、大久保が逮捕されている理由ちゅうのは、要するに報告書に実態は、西松のお金がすべての団体だったちゅうことなんでしょ。団体のお金は、政治団体のお金は、西松の会社のお金だったちゅうことでしょ。それは、全くわからないわけですから、ですから、その意味では、政治団体から政治団体というふうに、事務的に処理していたということ自体はですね、もちろん、そういう事実が最初からわかっていれば、それは企業の献金が許されている、政党支部で受ければいいことですし、後になってわかったということであれば、それは、収支報告を訂正するということで、従来からも自民党の、あるいは、総理の方々であっても、修正報告ということで、みんな済まされてきたことだと思うんです。ですから、今、私の秘書が逮捕、そういうレベルの問題で、逮捕されたということはね、それは本当にさらに、それ以上の何かがあるということであれば、私、会見でも言ったでしょ。収賄の容疑があるとかいうたぐいのこと、そして、私と大久保も含めて、そういう事実上の行為が、斡旋(あっせん)したとか、口利きしたとか、便宜を図ったとか、そういうことをやったというんなら、それはもう、どんな捜査を受けてもやむを得ないし、当たり前のことだと思います。私は、そして大久保もそうだと確信してますが、そういうたぐいのことは事実として一切ないということでございますので、そういう意味において、あたかも何かそのような、犯罪をおかしているかのような前提で論じられるのは、ちょっと私としては心外だと、この間の会見でも申し上げた通りです」

 ――この間の会見で、小沢代表は検察批判を展開されたが、言い過ぎだという声が出ているが

 「あ、そうですか。そう、言うんじゃ、言葉遣いがまずかったなら、訂正するのはいくらでもしますけど、現実に今、言ったように、私どもは報告書の結果として、認識の違いあったことは、多分そうなんでしょうね、結果を見れば。しかし、政治団体から政治団体へという事務的な作業をしただけですから、その種の問題で、即、逮捕とはいまだかつてなかったことで、ですから、それ以上の犯罪があるという前提の立ってのことだと。ならば、別ですけれど、私としては、繰り返しますが、そういった行動は一切しておりませんし、大久保もしてないと確信しております」

 ――西松建設サイドが、小沢代表に何かを期待していたということについては

 「それは、あの、例えば、私の個人で献金してくださっている方も、何百とおられます。それぞれ献金する方々の気持ちは、それぞれ違う思いを持っていると思います。ただ、本当に一般の方々が自分の収入から、献金してくださるのは、これを使って、政治活動をしながら、いい政治をしてください。そして、自分たちの日本が、自分たちの生活が、平和で安定して生活できるような、そういう社会をつくってくださいという、そういう期待をして、献金してくださっているんだと思います。ほいで、また、企業の方もそれぞれの思いはあるかと思いますが、私どもとしては、その献金を今、言ったと同じように、お国のために、みんなのために使ってくださいという善意と受け止めて、ありがたくいただいております。ですから、内心の思いまでは分かりませんけれども、今、申し上げましたように善意を信じておるということであります」

 ――民主党内から進退に言及する発言も出ているが

 「現時点においては、今、申し上げましたように、その政治資金の報告書の問題についての認識の違いはありますけれども、その事務的な違いは別として、それ以外の犯罪的な事実や行為は一切しておりませんので、私としては、現段階で、その問題について、自分の進退については考えておりません。いずれ、きちんと結論が出てからのことだと思っております」

 ――西松建設との付き合いはいつぐらいからで、どういう関係だったのか

 「西松建設と関連の企業グループのみなさんが、私を応援する後援会をつくってくれました。それで、私は年に1回、みんなが集まったときには出席して、お礼のごあいさつを申し上げたということでございます。ですから、私は多分、その席には、そんなあの、社長だの、何だの、トップの人は出席しておらなかったと思います。こんどあれ、何て社長でしたっけ、辞めた元の、いずれにしても、その社長さんともまったく面識はないと思います」

 ――東京地検が、秘書逮捕に関連して、小沢代表から事情を聴きたいという意向があるようだが

 「あなた方の質問にもちゃんと答えてんですから、どなたでもお話したいということであれば、地検であろうが、他の方であろうが、可能な限り話し合いはいつでもいたします」

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激震!小沢氏秘書逮捕

最終更新:3月6日16時22分

小沢一郎

Yahoo!みんなの政治小沢一郎(おざわいちろう)

所属院 選挙区 政党:衆議院 岩手県第4区 民主党

プロフィール:1942年5月24日生 初当選/1969年 当選回数/13回

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(写真提供:時事通信社

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