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文科省が米飯給食「週4回」断念 負担増理由に
(03/06 18:23)


 文部科学省は6日、昨年末に示した米飯給食の目標頻度を現行の「週3回程度」から「週4回程度」に引き上げる方針を断念する考えを明らかにした。小中学校の炊飯設備や給食費負担の面から難しいと判断、新たな目標は「週3回以上」との表記で調整する。

 小中の米飯給食頻度は2007年度に全国平均で週3・0回となり、1985年に掲げた目標を達成したため文科省は引き上げの検討に着手。昨年12月に「週4回程度」の方針を示した。

 ただ米飯は、パン食と比べて炊飯作業が現場の負担となることや、炊飯設備がない場合、外部委託での米飯調達費が高くなるため、学校給食の有識者会議では引き上げに慎重論があった。

 6日の有識者会議では「週3回以上という新しい目標は玉虫色」と反対も出たが、委員の多くは了承する考えを示した。

 米飯給食は子どもに伝統的な食生活を身につけてもらうことなどが狙いで、政府の食育推進基本計画も「一層の普及・定着を図る」としている。

 文科省は新たな目標を3月中にも都道府県教育委員会に通知するが、「自治体で目標を自主的に定め、推進してほしい」としている。

 

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