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NICU・新生児集中治療室の病床が県内で9つ足りない状況を受けて県は県立中央病院の新しい病棟で病床を増やす方針を決めました。
これは6日の県議会一般質問で石井知事が明らかにしたものです。
県内のNICU・新生児集中治療室をめぐっては去年4月に富山市民病院が14の病床を休止したままで県内全体では病床が9つ足りない状況となっています。
県はこれまで富山市民病院がNICUの再開を断念することを県立中央病院で新たに病床を増やす前提条件としてきました。
しかし、石井知事は6日の議会で「市民病院で再開が見込めない状況を確認した」と述べて平成23年度のオープンを目指して県立中央病院で建設する新しい東病棟でNICUを増やす方針を決めました。
石井知事は「富山大学附属病院でもNICUの病床を若干増やす計画だと聞いているので、附属病院と協議してできるだけ早く詳細を詰めたい」としています。
また今後は、NICUでの対応が必要な重症の患者は県立中央病院で軽症の小児救急患者は富山市民病院などがそれぞれ役割を分担して対応する方針です。
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