皆さんは、宮崎県の鳥、「コシジロヤマドリ」をご存知ですか?準絶滅危ぐ種にも指定されていまして、「県の鳥」とはいっても、滅多に見ることはできないんです。実は5日、MRTのカメラが、コシジロヤマドリを撮影しました。(男性に近付く様子)なんともかわいらしい一羽の野鳥。この野鳥が、宮崎県の鳥、「コシジロヤマドリ」です。コシジロヤマドリは、九州南部に生息しているキジ科の鳥で、環境省の準絶滅危ぐ種にも指定されています。警戒心が強いため、人に近づくことは、めったにありませんが、この鳥は、カメラの前でも決して逃げようとしません。野鳥の専門家は、至近距離で、コシジロヤマドリを撮影できたのは、非常に珍しいといいます。(日本野鳥の会・鈴木素直さん)「かなり慣れていると思う。カメラとか三脚とかは、かなり警戒します」コシジロヤマドリが現れたのは、日南市の山林。2月、こちら男性が作業中に見つけると、以来、草刈や散歩をするたびに、後をつけるようになりました。(日南市の男性は)「かわいいです。山の仕事で休憩するところについてきて、そばにまとわりつく休憩も楽しい」コシジロヤマドリは、名前のように腰の部分が白く、長い尾が特徴ですが、こちらの鳥は、尾がなくなっています。(日本野鳥の会・鈴木素直さん)「こりゃやられていますよ尻尾を・・、野良猫がいるのか、野犬がいるのか・・ちょっと心配」自然環境の変化などで生息数が減少し、県民の目に触れることがほとんどなくなった、コシジロヤマドリ。県では、「みかけた場合は自然に近い形で見守ってほしい」と話しています。鳥獣保護法で、捕獲や飼育は禁止されていますので、ご注意ください。
WBC、ワールドベースボールクラシックが5日開幕しました。初戦は中国が相手の侍ジャパン、日向市出身の青木選手は、3番レフトでスタメン出場です。(原監督球場入り)「非常にいい緊張感です」2月、宮崎で、代表合宿を行った「侍ジャパン」。大会連覇へ向け、5日夜、中国と対戦です!先発は、日本ハムのダルビッシュ・有投手。大事な一戦を前に、気負いはありません。一方、打線は、マリナーズのイチロー選手が、トップバッターとしてチームを引っ張ります。侍ジャパンのリーダーから、快音が聞かれるのか、まずは第一打席に注目です。また、日向市出身で、ヤクルトスワローズの青木宣親選手は、「3番レフト」で出場します。連覇へ向け、万全の布陣を敷いた侍ジャパン!日本中の注目が集まる中、5日午後6時半プレーボールです。
女性に消費者金融のカードをつくらせ、100万円をだまし取ったとして、無職の女が、警察に再逮捕されました。警察には、同様の被害相談が約90件寄せられていて、被害総額は、1億円に上るものとみられています。詐欺の疑いで再逮捕されたのは、宮崎市出身で、住所不定、無職の齊藤佐知子容疑者52歳です。警察の調べによりますと、齊藤容疑者は、去年10月、福祉関係の会社を経営しているように装って、宮崎市の25歳の女性に対し、「事業資金に困っている。1割の謝礼金を払うから、消費者金融カードをつくってほしい」ともちかけ、現金約100万円とカードを騙し取った疑いです。警察の調べに対し、齊藤容疑者は、容疑を認めていて、「借金があった。ほかにも、同じ方法で、カードなどを騙しとった」と供述しているということです。齊藤容疑者をめぐっては、警察に、約90人から被害相談が寄せられていて、被害総額は、約1億円に上っています。警察では、余罪についても、裏づけ捜査を進めています。斎藤容疑者は、2月、300万円の別の詐欺容疑でも、逮捕されています。
宮崎市の廃棄物処理施設、エコクリーンプラザみやざきの破損問題です。施設を管理する、県環境整備公社の田中理事長は、5日、県警察本部を訪れ、元役職員の告訴に向けて、警察側と協議を行いました。エコクリーンプラザみやざきの問題を巡っては、2月開かれた県環境整備公社の理事会で、破損した調整池が業者から引き渡された、2005年度当時の元役職員を、背任の疑いで告訴することが決まりました。5日は、県環境整備公社の田中義信理事長が、県警察本部を訪れ、公社側の弁護士が同席する中、警察側と、告訴に向けた協議を行いました。協議では、事実関係のほか、告訴状の書面や、添付する資料などについて確認されたということです。(県環境整備公社・田中義信理事長)「ずっとそのこと(告訴)は公社の責任としてやるべきと思っていたので、段階的には一つ目のハードルを越えたのかなと思っている。私の感触としては近いうちに受理していただけるのではないかという風に期待している。」県警察本部では、公社側が提出した資料を検討したうえで、告訴の受理に向け、公社側と協議を重ねていくことにしています。
県内の国公立大学のトップを切って、宮崎公立大学で、前期日程の合格者が発表されました。宮崎公立大学では、5日午前10時に、合格者の受験番号が張り出されました。受験生たちは、自分の番号を確認すると、友人らと手を取り合って喜んだり、携帯電話で、家族に合格を知らせたりしていました。(合格者は)「勉強も一生懸命して、部活とかも頑張りたい」「プレッシャーとかあったんですけど、頑張れた結果がでてよかったと思います」「積極的に何事にも取り組む、大学生になりたいと思います」宮崎公立大学によりますと、人文学部国際文化学科の前期日程の合格者は、163人で、実質倍率は2.4倍でした。宮崎大学と県立看護大学の前期日程の合格者は、6日午前10時に発表されます。
14回目を迎える宮崎国際音楽祭が、今年も5月5日に開幕します。来週からは、チケットも発売されますが、今年の音楽祭は、不況の影響もあって、経費削減やチケットの値下げなど、様々な変化が見られます。宮崎国際音楽祭は、今年も、指揮者のシャルル・デュトワさんが芸術監督を務め、宮崎市のメディキット県民文化センターを中心に、5月5日から19日間に渡って開かれます。公演のテーマは、音楽の都「ウィーン」です。音楽祭の総監督をつとめる、青木賢児さんに一番の見どころを伺うと・・・(青木賢児総監督)「みなさんよくご存知のモーツアルトとか、ベートーベンとか、新しくはブラームスとかマーラーとか、名曲がずらりと並んでいる。こういう音楽祭は、お目にかかることは少ないんじゃないかと。」いまや九州を代表する音楽祭となった、宮崎国際音楽祭。予算は、毎年約2億円で、このうち、1億3000万円を県が負担しています。財政難のなか、県の負担額に変わりはありませんが、事務局では、去年に比べ、10%以上の経費削減を目指すことにしています。その方法としては、広告・宣伝費などを切り詰めるほか、最も高額な出演料のかかるシャルル・デュトワさんが、指揮を務める公演3回のうち1回を、「宮崎国際音楽祭福岡特別公演」とする異例の形で、運営費の削減を図ります。(青木賢児総監督)「そっくり福岡で上演することになって、(デュトワさんらの)経費を払ってもらって」一方で、私たち県民にとって、うれしい「変化」もあります。入場チケットが、去年より15%ほど安くなるんです。(青木賢児総監督)「こういう経済状況の中、みなさん家計かなり圧迫されていて、こういうものの負担軽くして、出来るだけ多くの人に来て頂くことが必要ということで」県民に、より身近な存在となる宮崎国際音楽祭。九州を代表する音楽祭として、「チェンジ元年」となりそうです。チケットの一般発売は、3月12日からとなっています。
志多組の再生計画が、正式認可です。去年8月に経営破たんした、県内最大手の建設会社志多組は、2月、東京地裁から、民事再生法に基づく再生計画案の認可決定を受けましたが、その後、異議申し立てがなかったことから、東京地裁は、5日、再生計画を正式認可しました。志多組では、3月中に100%の減資を行った後、スポンサー企業で、坂下組の関連会社である、宮崎市の大洋地所から、1億円の出資を受ける予定です。また、初回の弁済は、3か月以内に行われる予定で、30万円以下の債権は全額が、また、30万円を超える場合は、超過分の8%を加えて支払われることになっています。
日向市の区長公民館長連合会など18の団体が、日向市議会の定数削減を求める陳情書を、議長に提出しました。陳情書では、日向市が財政難であることを考慮し、議員定数を、現在の26人から20人に削減することや、議員定数について話し合う特別委員会を設置するよう、求めています。日向市議会では、6日開会する3月定例議会中に、議員定数の今後の方向性などについて、審議することにしています。
(子供たち)「たくさんとれました!」延岡市では、地元の小学生たちが、延岡特産の新玉ねぎの収穫を体験しました。これは、延岡市内の若手農家でつくるグループが、地元の子供たちを招待して、毎年行っているもので、5日は、川島小学校の3年生と4年生、約60人が参加しました。子どもたちは、去年の秋に、自分たちで植えた新玉ねぎを、一つ一つ丁寧に掘り出し、収穫の喜びを味わいました。(参加した小学生)「大きいのがいっぱいとれた」「すごく疲れたけど面白い!家に帰って料理して食べたい」新玉ねぎは、子供たちにプレゼントされたということです。
5日は、冬眠していた虫が地上にはいだしてくる時期とされる、二十四節気の一つ啓蟄(けいちつ)です。早場米の産地、南郷町では、農家の人たちが、間もなく始まる田植えに備えて、水田の土を掘り起こす、代かきの作業に追われています。掘り返された土の中から、虫が出てくると、シラサギなどの野鳥が、盛んについばんでいました。また、田園地帯では、菜の花が咲き誇る中、ツクシも顔を出し、のどかな春の風景が広がっています。南郷町など県南部では、3月中旬ごろから、田植えが始まり、農家は繁忙期を迎えます。
ご意見、ご感想をお聞かせください。
mrthodo@mrt.jp
[Back]