南陽市消防本部は4日、酒気帯び運転で自損事故を起こし米沢署に検挙された男性消防士(19)=南陽市=を3日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
同本部によると、消防士は2月26日午前1時17分ごろ、米沢市相生町でワンボックス車の運転を誤りガードレールに衝突。レッカー車を待っている途中、米沢署員に職務質問され、酒臭かったため酒気帯び運転で摘発された。
消防士は公休の25日午後8時ごろ、友人の祝い事で米沢市の飲食店へ車で行き、ビールと焼酎計5杯を飲み、さらにカラオケ店でビールなどを飲んだ。26日午前1時ごろ、「酔いがさめた」と友人を車に乗せ帰宅途中だった。
同本部は「未成年が飲酒し、自ら運転した。消防士の自覚が欠如し悪質」とした。消防士は、昨年4月から9月まで県消防学校に入校し、10月から勤務を始めたばかりだった。【近藤隆志】
毎日新聞 2009年3月5日 地方版