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松岡農水相自殺での安倍首相の発言(要旨)

2007年05月28日22時37分

 松岡農水相自殺を受けた28日の安倍首相と記者団の主なやり取りは次の通り。

 ◆1回目(午後3時半)

 ――今の気持ちは。

 大変残念です。慚愧(ざんき)に堪えない思いです。ご冥福を心からお祈り申し上げたいと思いますし、残された奥様はじめ、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げたいと思います。

 ――こうした事態になった理由は。

 いま、きょうの段階で何とも申し上げようがない。軽々に推測でものを申し上げるべきではないと思っています。

 ――遺書の内容を把握しているか。

 まったく存じ上げません。いまの段階でまったく知りません。

 ◆2回目(午後6時)

 ――(自殺が)政権に与える影響は。

 有能な農水相でした。それだけに当然、内閣へ、また政権への影響は大きいと思っています。

 ――松岡氏は「政治とカネ」の問題や緑資源機構との関連性を国会で追及されていた。

 ご本人の名誉のために申し上げるが、緑資源機構に関しては捜査当局から松岡大臣や関係者の取り調べを行っていた事実もないし、行う予定もないという発言があったと聞いている。光熱費、事務所費の問題等については松岡さん個人の問題に帰することなく、我々政治家が襟を正していかなければ。ルール作りをしっかりと行うことで責任を果たしていきたい。

 ――現職閣僚が自殺という手段を選んだことについてどう思うか。

 大変残念です。また私は総理として当然責任をもって任命を致しました。この任命責任者として責任の重さを改めてかみしめています。

 ――責任を感じているということか。

 私は任命権者ですから当然、総理として私の内閣の閣僚のとった行動に責任を感じています。

 ――その責任はどう果たすのか。

 今後、農林水産分野の改革を進め、また食の安全をしっかりと確保することによって果たしていきたい。

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