私が最初にサッカーに興味を持ったのは、2003年にフットサルを始めたのがきっかけでした。以前は「サッカーは男の子のスポーツ」と思っていて、プレーするのはもちろん、見たこともなかったんです。でも、実際にフットサルをやり始めたら、もともとスポーツ好きだったこともあってか自然とのめり込んでいったんですよね。そこから「フットサルを、サッカーをもっと勉強したい」と思うようになり、とりあえず試合を見て勉強することにしたんです。
それまでは、「ミッドフィルダー」「ディフェンス」とか言われても、何のことを言っているのか分からなかったんですけど、実際に試合を見るようになったら、何にも難しいことはなかったんですよ。ルールも簡単に覚えられたし、ルールさえ覚えればすごい楽しいスポーツだって分かったんです。だから、同じようにサッカーに興味を持てない人がいるならば、一度試合を見るだけでその面白さにハマると思います。
それはテレビでも、もちろん実際にスタジアムで見るのもどちらでも良いんですよ。私は両方お勧めです。個人的には家で見ているときは、「そこでパスをもらって」「逆を見て」とか冷静に分析しながら見てしまうんですけど、逆にスタジアムだとおとなしく見ていられないんです。スタジアム全体がそういう空気になっていることもあると思うんですけど、「とにかく勝って!」「負けるな!」と熱くなってしまいますね(笑)。テレビにはテレビの楽しみ方が、スタジアム観戦にはスタジアム観戦の楽しみ方があるので、そういう違いを楽しんでみるのもJリーグの面白さであり、サッカーの面白さだと思いますね。
それと、サッカーとかフットサルってプレーしている人の性格が出るんですよ。私もプレーしていて指導してくださっている北澤(豪)さんに、「君はみんなの後ろでバランスを取るタイプだね」と言われたんです。実際に私は前に行くタイプではなく、どちらかというとみんなの後ろでサポートする性格なんですよね。それぞれの性格が面白いほどよく出るスポーツなので、そういうところに注目してもいいかもしれませんね。
もし、「あまり興味ないのに行ってもいいのかな」と遠慮している人がいたら、そういう人に声を大にして「行ったら楽しいから」と言いたいですね。遠慮していたらもったいない。あの熱気は本当にすごいんですから。スタジアムにいるみんなが熱い気持ちを共有できるし、何千人、何万人という人が応援していて、そのパワーをもらうこともできるんです。とにかくスタジアムに足を運んでみてください。リフレッシュできますし、違うものを発見できると思うので。
来年には南アフリカでワールドカップもあります。Jリーグから日本サッカーを盛り上げて、その気運を高めましょう!
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