「誠道会会長が関与」指摘
「誠道会会長が関与」指摘 02/13 19:39

最初は、北九州市を代表する神社、八坂神社の前の代表役員の男らが、福岡市内の寺院を乗っ取ろうとした事件の裁判です。

きょう開かれた裁判で、検察側は、指定暴力団・九州誠道会の会長の関与を指摘しました。

この事件で逮捕されているのは、宗教法人「八坂神社」の前の代表役員、武田信玄容疑者ら5人です。

起訴状などによりますと、福岡市中央区にある寺院の土地をめぐり、一部の所有権を自分たちが作った葬祭会社に不正に移転させ、50年間の賃貸契約を無断で登記したなどの罪に問われています。

きょうは、武田容疑者を除く被告4人に対する初公判が開かれ、全員が起訴事実を認めました。

さらに、検察側は冒頭陳述で、「土地の所有権を九州誠道会の会長名義にすることを条件に、会長から資金提供を受ける約束をしていた」と指摘しました。

しかし、事件の発覚で、所有権は誠道会には渡っていません。