「海保のこと知って」と工夫
「海保のこと知って」と工夫 02/13 19:31

海の安全を守る海上保安官の女性が海上保安庁の仕事を知ってもらい、海の事故の防止も訴えようと、工夫を凝らしました。

インターネット上でも人気を集め始めています。

「海のもしもは118番」「救命胴衣を着用しよう」「携帯電話など連絡手段の確保を」海にまつわる注意事項が次々と出てくるかるた。

インターネット上に「電子かるた」として掲載したところ、最近のかるた人気と相まって話題となっています。

仕事かるたを作ったのは、門司海上保安部の海上保安官松下由紀香さん(37歳)。

普段は灯台のメンテナンスやホームページの作成を担当していますが、海上保安庁の仕事をもっと知ってもらい、海の事件や事故を防止しようと思いついたのがかるたでした。

これまで、海上保安庁のPR活動といえば子どもたちを対象に安全教室や巡視船の見学会などを開くのが普通でした。

自宅松下さんのかるた作りは仕事を終えた自宅で1か月半続きました。

デッサンを元にパソコンで絵を描いていきますが、時には自分の手元をカメラで撮ったりして、よりリアルさを求めています。

しかし、かるたといえば、読み札が「あ」から「ん」まで50音。

読み札の言葉選びも大変です。

何かとご主人の助けもあったとそうです。

松下さんは今、かるたを手に管内の小学校に出向いては、学校の授業で利用してほしいと呼びかけています。

親しみやすいかるたを通じて海に関心をもった子ども達がいつしか自分と同じ海上保安官になってくれることを松下さんは楽しみにしています。