地元の伝統 小学生が体験
地元の伝統 小学生が体験 02/13 16:18

1000年以上の伝統があると言われ、太宰府天満宮で毎年1月に行われる厄除けの祭り「鬼すべ」を、地元の小学生が体験しました。

「鬼すべ」を体験したのは、天満宮に近い太宰府小学校の2年生およそ100人。

そろいの法被に綱を巻き、頬には炭を塗ります。

準備ができた子供たちは、元気な掛け声とともに、参道を練り歩いて境内へ向かいます。

1000年以上の歴史を持ち、日本三大火祭りの一つとされる「鬼すべ」は、お堂に潜む鬼を煙でいぶして退治する厄除けの行事です。

たいまつを持った子供たちが境内を走り回るといよいよ鬼すべの始まり。

わらにつけた火を、燻手の子どもたちが手作りの大団扇であおぎ、煙で鬼をいぶし出そうとしますが…。

春一番の風が、煙をあらぬ方向へ押し流します。

一方こちらは、鬼を守る鬼警固。

鬼を煙から守るため、壁を木槌で打ち壊します。

たまらず飛び出した鬼が境内を逃げ回り、今年も厄払いができました。

いつもは見るだけの鬼すべを実体験した子供たち。

大人から子供へと、ふるさとの伝統が受け継がれていきます。