欧州2中銀、0．5％利下げ＝英・ユーロ圏、過去最低水準−景気悪化歯止め狙う

　【フランクフルト、ロンドン5日時事】欧州中央銀行（ECB）は5日、フランクフルトの本部で定例理事会を開催し、ユーロ圏16カ国の主要政策金利を0．5％引き下げ1．50％にすることを決定した。これにより、1999年の欧州単一通貨ユーロ導入以降の最低水準となった。また、イングランド銀行（英中央銀行）も同日、過去最低水準にある政策金利をさらに0．5％引き下げ、年0．5％とした。
　世界同時不況の様相を帯びる中、両中銀は追加利下げを通じて、一段の景気悪化に歯止めを掛ける狙いだ。
　ECBは金融危機が深刻化した昨年10月以降、今回を含めて合計2．75％の利下げを実施。ユーロ圏の急速な景気冷え込みに対処している。　

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