西毛地区の県立高校2年(当時)の男子生徒が07年12月に自殺した問題が、3日の県議会文教警察常任委員会で取り上げられた。両親の元に2日に届いた県教委の回答文書について岩井均氏(自民)が「昨年7月の両親の要望書の質問に答えていない」とただしたのに対し、福島金夫教育長は「直接説明を聞きたいのなら訪問して説明する」と答えた。
7月の要望書は、いじめが疑われる事案に学校はどう対応したかなどの再調査を県教委に求めた。県教委の回答は「あらためて調査はしない」との結論を伝えているだけ。福島教育長は記者団に「すべてを文書で伝えるのは、意思疎通を欠くので無理。(回答に不十分な点があれば)当然(両親から)連絡が来るだろう」と述べた。【塩崎崇】
毎日新聞 2009年3月4日 地方版