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熊本―鹿児島の高速バス復活 新幹線より遅いが安く

2009年3月4日19時24分

 九州産交バス(熊本市)など3社が熊本―鹿児島の高速バス「きりしま号」を4月に復活させる。この路線は90年から運行していたが、04年3月の九州新幹線鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)の新八代―鹿児島中央が部分開業した前日に廃止されていた。

 しかし九州産交のホームページなどに再開を望む声が多く寄せられ、昨年10月から1日3往復で試験運行したところ、1日平均約100人の利用があり、採算が見込めると判断した。

 高速バスは熊本交通センターと鹿児島本港(高速船ターミナル)間を最短3時間25分で結び、片道3600円、往復6千円。JRは熊本―鹿児島中央を特急と九州新幹線の乗り継ぎで最短58分で着くが、片道5850円だ。九州産交は「新幹線にお客さんが流れると思っていたが、安さを求める人が予想以上に多かった」と話している。

 4月からは九州産交と鹿児島市の南国交通、いわさきバスネットワークが共同で1日6往復運行する。座席は電話予約(096・354・4845)が必要。

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