チボリ・ジャパン(株)の資本金は160億9000万円(県20億円、倉敷市15億円、他官民166社より出資)
事業費451億円(チボリ・ジャパン社資金調達290億9000万円)
チボリ事業の投資総額は478億円(建設費351億円、開業前費用127億円)であり、岡山県の負担分は281億円、倉敷市の負担分は100億円
クラボウへの地代は7億円
チボリ・インターナショナルへのロイヤリティーは利益の3%、ただし累積赤字が解消するまでは年間500万円(契約期間は10年間、その後は契約交渉が必要)
県からの補助金は、開業前費用の補助として5年間で46億円
黒字になるまで地代の8割(年間5億6000万円)を負担
倉敷市からは無利子・低利子合わせて85億円の融資
入場者予測年間200万人、消費単価5300円
開園後10年で単年度赤字解消、23年で累積赤字解消
など・・・
チボリ事業の概要が説明されていくのです。(残っているメモと記憶をひも解いていますので多少数値が違うかもしれません)
「さて、チボリ公園事業は岡山市制100周年事業として旧国鉄岡山操車場跡地で建設計画されたものですが、誘致会社センチュリーパークチボリとコンサルティング会社との多額の成功報酬契約が公となり、岡山市の百条委員会で審議された後に出直し市長選で反対派市長が誕生したことから、岡山市は事業から撤退しました。
その後は岡山県が主体となり事業を推進せざるを得なくなりましたが、中核企業になるはずだった阪急が撤退したことで、文字どおり県事業の様相を呈してきたものです。(倉敷市には資本参加のみを依頼しましたが経営参画はありません)
瀬戸大橋・岡山空港が完成し、中四国でも有数の交通拠点となった岡山県をより発展させるためには広域観光拠点としてチボリ公園事業は不可避のものであり、これは公共事業と言えるものなのです。(このスタンスは県出向者給与の県負担無効を問われた裁判での岡山県主張とも一致しています)
ここ倉敷でクラボウ工場跡地での建設が決定され、間もなく完成するわけですが、今までに数々の反対や抵抗がありました。
反対派は虎視眈々と狙っているでしょうから、社内で知り得た情報は秘守義務が伴うものと思ってもらいたい。
岡山計画の段階での経費や使途不明金は40億円以上に及んでいます。
センチュリーパークチボリから受け継いだそれらが全てこれからこの会社に掛ってきている。
チボリ・ジャパン社は運営会社であって、土地の借主は岡山県でありチボリタワー・アンデルセンホール・カルケバレン劇場といった施設も県資産であります。
これらの県施設では営利事業は行えません。
これらの“負の財産”を皆さんが背負っていくことになる。
まあ、当初は県から補助がありますし、当面は地代の8割は県が支払うわけであります。
その後、単年度赤字解消・累積赤字解消まで気の遠くなるような歳月がかかりますが、その頃には我々もおりませんし、県の補助なしに独り立ちしていてもらいたいものです。
まあ、皆さんのご活躍を期待するものとしましょう。」
(あくまで記憶の中の言葉ですが本筋はそれていないと思います。チボリ・ジャパン社の常務というより明らかに県職員としてのスタンスが思い起こされます)
説明を聞いていて、気が重たくなったのを覚えています・・・
しかし、まだこの時点では希望を抱いていました。
使途不明金があろうが、
単年度赤字解消が10年後であろうが、
県財産である施設での営利事業が制約されようが、
しっかりと働いて行けば、必ず事業は成功すると思いたかったのかも知れません。
「たとえ黒字転換が20数年後であろうが、デンマークのTIVOLIは150年の歴史がある。
50年後の倉敷チボリ公園を夢見て礎をつくろう!」
それが社員の想いでありました。
「広域観光拠点となる公共事業・・・」
その言葉に潜む危うさには気づいていませんでした。
ただ、県が直接行うことがはばかられる公共事業を第3セクターの企業が行うのであるからには、県はこの会社にも働く社員にも責任を持ってくれるはずだと思っていたのです。
しかし、実際にはありとあらゆることが民間の常識とかけ離れた経営・会社運営になって行くのです。
公共性と採算性をなぜ両立できなかったのか?
チボリ・ジャパン社の最高経営責任者は誰だったのか?
実際には公共事業といわれるチボリ事業ならば、公共の奉仕に従事させられた「社員」の身分は?
などを明らかにして行きたいと思っています。
・・・つづく・・・
■なぜ・・・
なぜ法外な地代を契約してまで、無理やり倉敷に持っていったのか・・・。
そこのところが、臭います。
でたらめな売り上げ目標を、懸命に達成しようとした社員の方々が哀れです。
チボリは見捨てて、三菱自工を支援する昨今の
ニュースを見ました。
自分の子を見殺しにして、親方の子を救う。
こんなバカげた任侠物語をさらりと現実にしてしまう。
この県の行く末が心配です。