岡山放送局

2009年3月5日 21時13分更新

国選弁護 被告家族から報酬

岡山県倉敷市の弁護士が、おととし、国選弁護を担当した被告の家族から報酬と見られる金を受け取っていたことがわかり、岡山弁護士会は職務規程に違反する恐れもあるとして処分を検討しています。

報酬とみられる金を受け取っていたのは岡山県倉敷市の黒瀬文平弁護士です。

岡山弁護士会によりますと、黒瀬弁護士はおととし、国選弁護を担当した強盗傷害事件の被告の母親から裁判の期間中、5回にわたって着手金などの、報酬と見られる金、合わせておよそ65万円を受け取っていたということです。

日本弁護士連合会は、国選弁護人になった場合、国からの報酬以外に被告や家族から報酬を受け取ることを職務規程で禁じています。

黒瀬弁護士は、NHKの取材に対し、「50万円を被害者への弁償として支払い、残りは裁判が終わったあと母親に返した」と説明していますが、岡山弁護士会では規定に違反する恐れもあるとして処分を検討しているということです。

黒瀬弁護士は、今回とは別の事件で容疑者との接見回数を水増しして申告し余分に報酬を受け取ったとして、先月、「日本司法支援センター」から契約を打ち切られたばかりです。
岡山弁護士会の秋山義信会長は、「詳しく調べた上で、事実なら厳正に対処したい」と話しています。