スキー世界選手権 世界女王が公式練習に
2009年03月05日 19:02
フリースタイルスキー世界選手権は、大会4日目です。
きょうは、磐梯町で、ハーフパイプの競技が行われたほか、モーグルの公式練習にはあの注目の選手が登場しました。
ハーフパイプはその名の通り、1本のパイプをハーフ=半分にした形のコースを左右にすべり、技の難易度や高さを競う競技です。
まずは女子。
注目は、元タレントという異色の経歴を持つ三星マナミ選手。
しかし、実力を出し切れずに予選で姿を消しました。
健闘を見せたのが、22才の松浦絵美選手。
難易度こそ高くはないものの、安定感のある滑りで、今大会、日本勢最高の7位に入りました。
一方の男子は、スピードも技の切れも驚きの連続です。
優勝は、フランスのケバン・ロラン選手。
高さに加え、難度の高い技を連発し、世界の頂点に立ちました。
そして、猪苗代町では、きのうに続いてモーグルの公式練習が行われました。
ひときわ大きな注目を集めたのは、女王=上村愛子選手です。
昨シーズンのワールドカップ総合チャンピオンは、今シーズンも2度の優勝と、世界一美しいターンは健在で、きょうは、雪の感触を確かめながら本番への緊張感を高めていました。
*上村愛子選手インタビュー
「きょうとあしたとあさってと一日一日、体の感じも違うし、コースの感じも違うし、本当に本番の予選と決勝、1日2本、本番でいい滑りができればと思っています。そこにあわせていければ」
モーグルは今度の土曜日、7日に。
翌、8日には2人が同時に滑り降りるデュアルモーグルが行われます。
フリースタイルスキー世界選手権、あすは競技がなく、本番を前にしたモーグルの最後の公式練習が行われます。
ボランティアなど 大会を支える人たち
2009年03月05日 19:01
フリースタイルスキー世界選手権は、平日にも関わらず、きょうもたくさんのファンが会場に足を運んでいました。
盛り上がりを見せる大会を支えているのが、たくさんのボランティアの人たちです。
大会を支えるボランティアの数は、地元・猪苗代町の人たちを中心に、のべ1,300人余り。
会場の準備や駐車場の案内、観客の誘導に通訳と、活躍の場はさまざまです。
中には、仕事の合間をぬって毎日駆けつける人もいます。
*ボランティアの人インタビュー
「磐梯山に登ったり、スキー場で楽しんだりと、そういう楽しみをいつもさせてもらっているんでね、たまには何かをって思ってね」
「おいでになったお客さんの顔を拝見しますと、やってよかったなっていう気持ちでいっぱいでございます」
「観戦される方とか、いらした方が、来てよかったなと思える大会に少しでも力になれればいいな、と思います」
この日は、最低気温がマイナス4.2度と寒い1日に。
それでも、ボランティアの人たちは笑顔で観客を迎えていました。
大会事務局に届けられたのは、会津の名物「天ぷらまんじゅう」など、地元のお菓子です。
猪苗代町にある9つのお菓子屋さんが、地元の味を知ってもらおうと、大会のスタッフや海外メディアの人たちに自慢の品を届けています。
そのひとつ、猪苗代町・中ノ沢温泉の「日乃出屋」です。
届けるお菓子は、多い時で700個にもなるといい、この日も、朝早くから家族総出で準備にあたっていました。
*日乃出屋の奥さんインタビュー
「お客さんの顔を思い浮かべながら(揚げています)。一口食べたらやっぱりおいしいって言われますからねぇ、それがうれしいですね。(楽しみですね。)そうです、本当に」
6月のスタート目指す 県内全域レジ袋有料化へ
2009年03月05日 19:00
スーパーなどでのレジ袋の有料化が、6月からは県内全域に広がることになりました。
県はきょう、ヨークベニマルやリオンドールなど8つのスーパーチェーンや市の担当者らと検討会を開き、6月から県内全域で、レジ袋の無料配布をやめ、有料にする方針を決めました。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素の削減につなげようと、県内では先月から、いわき市内34のスーパーでレジ袋を無料で配布することをやめています。
*いわき市環境整備課・遠藤義道係長インタビュー
「マイバック持って買い物に来てくださる方が8割を超えたという店舗がいくつか出てきている。市民の意識の変化が出てきている」
しかし、レジ袋の無料配布をやめれば、売り上げに影響が出る心配もあります。
*ヨークベニマル・加藤雅実総務室長インタビュー
「容器包装をもっともっと少なくすると。その理解を求めることが課題と思っている」
県は、来月の初めまでに大手のスーパー10社ほどと協定を結び、住民にも理解を求めていきたいと話しています。
定額給付金 21市町村が3月支給
2009年03月05日 18:59
住民にとってはうれしい臨時収入となる定額給付金は、県内でも支給に向けた準備が急ピッチで進んでいます。
県内では、全体の3割の市町村が今月中の支給を予定しています。
県内での定額給付金の支給は、大玉村が今月16日で、只見町も、銀行振込みに関しては16日の支給を目指して準備を進めています。
そして、全体の3割にあたる21の市町村が、今月中の支給を予定しています。
しかし、扱う件数が多い都市部では支給の開始がずれ込み、郡山市では支給が6月になる見通しで、市町村によって、支給の時期に大きな差が出ることになりそうです。
定額給付金の使い道などを県民に聞きました。
*県民インタビュー
「(Q.家族で幾らもらえます?)4万4千円です。(Q.何に使いたいですか?)貯金ですね。(Q.どうしてですか?)少しでもやっぱり貯金はしておきたいので」
「私は温泉に行って泊まってくる。友達と」
「いまの景気の状況から考えて、少しは学費に回せればと思ってます」
「何かもったいないなと、税金の使い方はもっと別な方がよかったんじゃないかなと思ってましたけど、もらったらちゃんと使って行こうと思います」
ところで、この定額給付金の制度を悪用した振り込め詐欺などが予想されることから、本宮市はきょう、警察や金融機関の関係者などと対策を協議しました。
定額給付金に関する被害は県内ではありませんが、市役所の職員を名乗る不審な電話が、全国では7件報告されているということです。
定額給付金について電話による連絡をするようなことはなく、市や警察などが注意を呼びかけています。
12年間無免許運転 県が男性職員を懲戒免職
2009年03月05日 18:59
県は、12年間にわたって無免許運転を続け、先月福島市内で事故を起こした40歳の男性職員を、きょう懲戒免職としました。
懲戒免職となったのは、県土木部の河川整備課に勤務していた渡邊文武主査40歳です。
渡邊主査は12年前に免許を更新するの忘れ、その後、無免許のまま公用車や自家用車を運転していました。
渡邊主査は先月22日に、福島市内で自家用車を運転中にバイクと衝突する事故を起こし、警察に「免許を無くした」と嘘をついていましたが、3日後に警察と県に無免許だったことを報告したということです。
県は「県民の信頼を失わせ、重大な責任を負うべき行為」とし、渡邊主査をきょう懲戒免職処分とし、監督すべき立場にあった上司2人を口頭訓告としました。
27年の歴史に幕 会津サティ売りつくしセール
2009年03月05日 18:58
ことし6月いっぱいでの閉店を決めた会津若松市の「会津サティ」で、きょうから売りつくしセールが始まりました。
会津サティは、27年前に「ニチイ」として開店して以来、会津若松駅前の顔として親しまれてきました。
午前8時の開店は、初売りのような混雑となりました。
人気は、半額から4割引きとなっている鍋や布団などの日用品です。
*買い物客インタビュー
「ちょっと残念と言う気がしますね。サティさんは昔からありましたので。小さいときからこちらに住んでますので、寂しくなりますね」
お年寄りや少人数の家庭が増えたこともあり、食品売り場では、ばら売りの野菜なども人気でした。
一方、店内には老朽化のあとも見られ、店の歴史も感じさせます。
今回のセールは今月15日までで、6月30日に閉店を迎えますが、跡地の利用は決まっていないということです。
カブトムシ自然王国 幼虫を買い入れ
2009年03月05日 18:57
幼虫に興味津々です。
田村市常葉町の「カブトムシ自然王国」では、きょう、王国の関係者や地元の園児たちが参加し、カブトムシの幼虫の買入式が行われました。
ことしの幼虫は、冬眠前や冬眠後にエサを十分に食べたために、体長は8センチほどと、いつもの年より大きく育っているということです。
カブトムシ自然王国では、ことしは8万匹の幼虫を買入れます。
きょうは「啓蟄」 松の木のこもはずし
2009年03月05日 11:47
きょうは、冬ごもりをしていた虫たちも這い出してくるころとされる、二十四節気の「啓蟄」です。
郡山市の公園では、松の木の「こもはずし」が行われています。
きょうの県内は高気圧に覆われ、朝から晴れているところが多くなっていて、けさの最低気温も福島で1.5度、郡山で1.8度と、平年より2度ほど高くなったところもあります。
こうした中、郡山市の麓山公園では、松の木の「こもはずし」が行われています。
こもは、害虫を退治するために冬の間、害虫をおびき寄せ、あたたかくなった春に取り外します。
取り外した「こも」の中には、冬ごもりをしていた虫たちの姿がありました。
全九州の物産展 福島市で始まる
2009年03月05日 11:45
九州のうまいものや特産品を集めた物産展が、きょうから福島市の中合福島店で始まりました。
「全九州の物産展」には、有名菓子店や海鮮業者など55社が店をかまえ、九州の特産品が所狭しと並んでいます。
大宰府名物・かさの家の梅ヶ枝餅は、こんがり焼かれた皮が香ばしく、菅原道真も愛したといわれるお菓子です。
また、辛子明太子など定番の海産物のほか、実演で調理された熱々の手羽揚げなども人気を集めていました。
訪れた人たちは、じっくりと品定めしながら九州自慢の特産品の買い物を楽しんでいました。
「全九州の物産展」は、今月10日まで、福島市の中合福島店で開かれています。
民主・小沢代表の公設秘書逮捕 県内にも波紋広がる
2009年03月04日 18:38
民主党、小沢一郎代表の公設秘書が逮捕された問題は、県内にも波紋を広げています。
小沢代表の公設秘書が逮捕された問題で、県内の政党関係者は注意深く、事態の推移を見守っています。
公設秘書の逮捕から一夜、小沢代表は党本部で会見し、「献金は適切に処理した」と違法性を否定した上で、代表を辞任する考えがないことを明らかにしました。
今回の問題について、県民の反応を聞きました。
*県民インタビュー
「秘書が逮捕されて責任取るべき」
「真実を語ってほしい、本人がそれだと(潔白)言うのであれば私は問題ないと思う」
「捜査は全部するならしたほうがいい。きっぱり辞めたほうがいいと思う」
一方、県内の政党関係者は、テレビで流れる小沢代表の会見に見入るなど、情報収集に神経を尖らせていました。
*民主党県連・中村秀樹幹事長インタビュー
「組織自体には影響は無いと思いますけれども、選挙ということを考えれば、少なからざる影響はあると思います」
*自民党・佐藤憲保幹事長インタビュー
「国民の感覚からズレた会見だと思う。疑念もたれた政治的、道義的責任をしっかりと受け止めて頂くのが本来の会見」
今回の問題は、解散総選挙の時期など、今後の政局に大きな影響を及ぼす恐れがあるため、県内の政党関係者は、注意深く事態の推移を見守る考えです。