千曲市の長野赤十字上山田病院(現長野赤十字病院付属上山田診療所)で05年に、液体酸素タンクの供給不足のために人工呼吸器を付けた患者が死亡した事故で、千曲署は4日までに、業務上過失致死容疑で、同病院の当時の事務部長(56)と会計課長(59)、同課主事(29)の3人を長野地検に書類送検した。
会計課長と同課主事の容疑は05年10月、重症肺炎の男性患者(当時73歳)の人工呼吸器用の液体酸素タンクの管理と確認を怠り、酸素不足で死なせた疑い。事務部長は2人の監督指導を怠ったとしている。【大平明日香】
毎日新聞 2009年3月5日 地方版