オザワン、ひさしぶり。
今でもカブトムシを育てていますか？なぜか幼虫からメスしか育たない残念なオザワンをなつかしく思います。

人の気持ちを考えないオザワンが「女もやりたくて付き合ってるんだろ？」などと失言してお別れすることになったあの日から、もう51年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。

お手紙を書いたのは、何か伝えたいことがあるとか用事があるとかではないんです。ただなんとなく学校の前を通ったらなつかしくなって、思いつくままに書いてみようと思い立っただけなんです。ふふ。

今振り返って考えてみると、結局オザワンって、私に興味がなかったんじゃないかなぁと思います。私から何も言わなければ連絡は全然くれないし、私がオザワンの財布からお金を盗んでも気付かないくらい。あのころ寂しがっていた私に、慰めようとして「寂しいなら寂しいと思わなければいいんだよ」なんて言ってましたね。今でも子供じみているのかなぁと想像すると少し笑いがこみあげてきます。

そういえばオザワンにとって初恋の相手が私だったんですよね？最初のころのオザワンは、なんだかキスするときも勢いありすぎて、あのときは少し怖かったんですよ。慣れてくるとやけに自信をつけていましたね。「おれうまいだろ」って（笑）。

まだ付き合いはじめでラブラブだったころ、オザワンは「おれは10人ぐらいと付き合った後に、おまえと結婚してやってもいいよ」と言ってくれましたね。人間性もどうかと思いますし、あのころは「オザワンが10人と付き合えるのっていつだろうか」と不安になりましたが、その後どうですか？

今だから言えることですが、私はオザワンと付き合ったことを恥だと思っていません。みんなは「さっさと別れなよ」って言っていたけど、私はそこまで高望みしないほうですし、それなりに楽しいときもありました。今でも感謝しています。

いろいろ書きましたが、私はオザワンのことがそれでも好きでした。これからもオザワンらしくいられるよう、あと女の子にすぐ手品を披露するのはそろそろやめて（笑）、幸せをふりまいてください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. 付き合うとすぐ彼女をプールに誘うらしいですね。噂で聞きました。