不法就労者の「人権を守る」ことは・・・難キ連の主張(1)
まず初めに、いくつか基本的な誤解を解いておきたいと思います。
法治国家では法に従うべき、すべての不幸はこの親が偽造パスポートで入国したところにある。
不法であるとわかっていながら支援するのは犯罪幇助ではないのですか?
アルバレスさん一家をはじめ、私たちが支援している「不法就労者」たちは、偽造パスポートなど違法な手段で入国してきた人ではありません。
日本で問題になっている多くの「不法就労者」は、ビザの期限が切れても滞在を続けている
「超過滞在者(オーバーステイ)」
です。 現時点で違法であることは変わりませんが、
「不法侵入者」ではないことをまずご理解下さい。
日本では、単純労働者を外国から受け入れることを許しません。 単純労働者を受け入れるビザという制度がないのです。 それはもちろん日本人の労働機会を守るためです。 ところが実態として今の産業界は、外国人の単純労働者、肉体労働者をいわば「アテにして」成り立っています。ここにまず根本的な制度上のひずみがあります。
- 日本政府は、建前上は外国人労働者を排除したい。(日本人の就労機会を”守る”ため) ・・・この基本姿勢は不変
- ところが、景気が右上がりだった90年代までは不法入国を(わざと)黙認していた。 ・・・安い労働力がほしい産業界との「あうんの呼吸」。
- 景気にかげりが見え始めた2000年代になってから突如不法滞在者の締め出しにかかる。
こういった身勝手な政策と法律の不備の狭間で、もっとも立場の弱い人たちの人権が踏みにじられている、その現状に対しあくまで合法的な活動の範囲で支援を行なうのが難キ連の基本的スタンスです。
最後に、統計上のお話を一つお伝えしておきます。
センセーショナルな報道を好むマスコミや、不法労働者の取り締まりを強化したい当局は、極端な外国人組織犯罪をクローズアップし、すべての不法滞在者が犯罪の温床であるかのように世論を誘導しています。 ネットでこれらに関する情報を検索しても偏った情報ばかりが多く見受けられます。 しかし、これらは真実の一部を、恣意的にしか伝えていません。
実際には日本に在留する日本国籍を持たない人たち(留学生、企業研修生、日系人、移民労働者、超過滞在者)の、刑法犯として検挙された人数を見ると、、超過滞在者は最も少ないのです。 その理由は容易に想像がつきます。 どんな小さな事件でも検挙されれば即座に強制収容、強制送還につながるからです。
ですから彼ら彼女らの多くは、非常に用心深く息をひそめるように暮らしています。 法律や条例はもちろん地域社会のルールを守り、税金を納め、奉仕活動を行ない、ビザが切れているという一点を除いては誰からも後ろ指をさされないように努力している善良な市民なのです。
以上の背景をまずこのサイトをごらんになっているすべての皆さんに知っていただいた上で、次の議論につなげたいと思います。
不法滞在者の犯罪が少ないなどというのは
全くの嘘ですね。外国人犯罪に占める不法滞在者の割合は
圧倒的な多数になっています。
http://www.police.pref.hyogo.jp/seikatu/taizai/
情報が簡単に調べられる現在のネット社会で
偽情報に基づいた印象操作を行うなど自殺行為ですよ。
コメント by 匿名 — 2009 年 3 月 3 日 @ 8:15 PM
不法入国とオーバーステイの違いを強調しておりましたが、関
係ありません。ただの犯罪者です。そして、日本の産業を守る
ために云々とかいておりましたが、詭弁でしかありません。
日本人と雇用主の問題を彼らの問題とすりかえていますね。
さらに不法滞在を雇うことは法律に違反することです。
不法滞在者が犯罪を起こす確率は少ないといってますが、信頼ある
統計をちゃんと出してください。これは貴方の恣意的な意見で
しかありません。
コメント by 匿名 — 2009 年 3 月 4 日 @ 3:38 AM