雇用情勢の悪化を受け、石井正弘知事は3日、雇い止めなどで住居を失った離職者を対象に、一時宿泊所として県立南部高等技術専門校(倉敷市新田)の寄宿舎の利用を検討していることを明らかにした。県議会の一般質問で答弁した。
寄宿舎は1人部屋が15室。現在、寮生5人が利用しているが、全員3月に修了する予定。同校の春休み(14日~4月7日)から準備期間を差し引いた期間が活用可能という。募集方法や提供するサービスは協議中だが、県労政・雇用対策課は「県が率先して取り組み、市町村にとってのモデルケースになれれば」としている。【佐藤慶】
毎日新聞 2009年3月4日 地方版