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韓国株:外国人売りで銀行株20%以上下落(上)

 最近の韓国株式市場を左右する二つの軸は為替相場と外国人と言っても過言ではない。ウォン安が進み、外国人の売りが殺到した日には例外なく株価は下落している。昨年末から今年1月にかけやっと買い越しに転じた外国人投資家は1月28日から9日連続で1兆6000億ウォン(約1000億円)を買い越したのを最後に姿勢を変えた。2月10日からは売り越しに転じ、今月3日までの間に16営業日で2兆5000億ウォン(約1580億円)を超える株式を売り浴びせた。外国人はどんな銘柄を中心に、なぜ韓国株を売っているのか。

◆売り越しは銀行株中心

 2月以降、外国人が売り越した銘柄は銀行関連株が上位に入る。市場専門家は、韓国の銀行の資産健全性が疑われる中、米政府の銀行国営化問題が銀行関連株に悪影響を与えたと分析している。

 売り越し規模はKB金融が2531億ウォン(約160億円)で最多。次いでLG電子(2082億ウォン=約130億円)、新韓持ち株(2031億ウォン=約128億円)などとなっている。ハナ金融持ち株(957億ウォン=約60億円)、企業銀(836億ウォン=約53億円)を含め、銀行関連4銘柄が売り越し上位10銘柄に入った。

 ウリ金融と外換銀も売り越し順位で11位、18位に入った。買い越し上位のLG電子、現代自動車、LG化学などは2月以降の株価下落率が3%未満か、少なくともKOSPI指数の下落率(11.7%)に比べれば堅調だった。しかし、銀行株は軒並み20%以上下落した。

キム・ジェゴン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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