長らく(デビサバとかデビサバとか)お待たせしましたけど、これがHFの読解です。正直何を書けばいいか解らなかったので紆余曲折のはてに僕個人が選択している作品読解ではない、コンセプトが"奈須きのこがこのように読まれるだろうと想定していた、いわばオフィシャルな解釈"というようなものになりました。あくまで作品単体としてですけど。実際にこの試みが成功しているかどうかは読んで判断してもらえれば。
なんて。我ながら無責任だなあ。
ただ、この部屋には不吉な影はない。
ケガをしているみんなは、もう助かった人たちだ。
「――――」
気が抜けて、ぼんやりと視線を泳がす。
――――窓の外。
晴れ渡った青空が、たまらなくキレイだった。
『Fate/stay night-一日目・十年前の回想〜朝/Rebirth』
まあ、果てのない青ははじめからその手の内にある――などと言ってしまえばそれで足りるのだから、無粋なんですけどね。どうしたって。