2009年3月4日 18時56分更新
北九州市と福岡市を結ぶ高速バスで、カラーコピー機で偽造したと見られる偽の乗車券を使おうとしたとして、会社員の男が詐欺未遂などの疑いで逮捕されました。
男は「去年の夏ごろからやった」と供述しているということで、警察でさらに詳しく調べています。
逮捕されたのは、北九州市小倉北区砂津の会社員、吉本正司容疑者(49)です。
警察によりますと、吉本容疑者は、4日午前7時すぎ、福岡市の天神で西鉄高速バスを降りる際、偽の乗車券を使おうとしたとして詐欺未遂などの疑いが持たれています。偽の乗車券は「小倉」・「天神」間の2000円相当の2枚組の往復乗車券のうちの1枚をカラーコピー機で偽造したと見られるものだということです。
警察によりますと、吉本容疑者の財布の中からは、ほかにも偽の乗車券10枚が見つかったということです。
吉本容疑者は高速バスを通勤に利用していたということで、警察の調べに対して、容疑を認めたうえで、「去年の夏ごろからやった」と供述しているということです。この路線では、去年7月ごろから偽の乗車券がおよそ80枚見つかっており、警察は、余罪について捜査するとともに乗車券がどのように偽造されたのかについて詳しく調べることにしています。