民主党の近畿各府県連では小沢一郎代表を擁護する意見が大勢を占めた。
「小沢代表は自民党時代から政治家として大きな期待がかけられており、多くの人から献金を受けている。それだけに秘書らもきちっとしているはずで、小沢代表を信じている」と話すのは民主党大阪府連の森本實事務局長。
民主党京都府連の田渕五十生幹事長も「記者会見の説明をそのまま、その通りであると受け取っている。小沢代表の説明は筋が通っている。強制捜査は異常なことだ」と話した。
民主党副代表、川端達夫衆院議員(近畿比例選出)の地元大津市の秘書も「献金を受ける側が献金の原資がどのようなものか分からないというのは小沢代表の言う通りだ」と評価した。
民主党兵庫県連事務所で記者会見のテレビ中継を見守った県連関係者は「なぜ、3年も4年も前の話を今ごろ…」と捜査に首をかしげながらも、「今後の動向をもう少し見守りたい」と冷静に話した。
民主党和歌山県連事務所には県連幹部が集まった。次期衆院選で和歌山2区に立候補予定の党公認候補、阪口直人氏陣営の選対幹部は「小沢代表を信じているが、総選挙を控えている今、誤解を持たれないよう心がけたい」と引き締めた。
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