飲酒運転した上、ひき逃げしたなどとして、道交法違反(酒気帯び、ひき逃げ)と自動車運転過失傷害の罪に問われた福井市二の宮4、元北陸高校教諭、藤堂式将被告(48)=懲戒解雇=に対し福井地裁(吉岡大地裁判官)は3日、「自己保身のため逃走し、身勝手で非難は免れない」などとして懲役1年4月、執行猶予4年(求刑懲役1年4月)を言い渡した。
判決によると、藤堂被告は昨年12月20日夜、福井市内の飲食店計4軒で、ビール中ジョッキ1杯と焼酎の水割り7杯程度を飲んだ後、乗用車で帰宅中の21日午前2時40分ごろ、同市幾代の市道交差点で、信号待ちの軽乗用車に接触して運転者の男性に4週間の重傷を負わせ、逃走した。【松井聡】
毎日新聞 2009年3月4日 地方版