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西松前社長「献金はダム受注目的」 影響力を期待(2/2ページ)

2009年3月4日15時4分

 複数のゼネコン関係者によると、小沢事務所は、地元の岩手県など北東北3県を中心に公共工事の受注で強い影響力を持つとされる。この地域での大規模な公共工事の一つとして、西松建設は他の2社との共同企業体(JV)で06年3月、国交省東北地方整備局が発注する「胆沢(い・さわ)ダム」(岩手県奥州市)建設工事の一部の入札に参加。洪水時に流水をためるなどして安全に下流に流すための施設工事を約100億円(後に約90億円に減額)で落札した。

 関係者によると、国沢前社長や西松建設の営業担当者は、この受注について献金の成果が表れたと評価していたという。

 小沢代表は4日の会見で、「献金に対して私や秘書が便宜を供与した事実はあり得ない」と述べた。

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