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サッチャー政権はカンボジア大虐殺に加担していた

2003/12/17

英ガーディアンの記事によると、カンボジア政府が進めている70年代のポル・ポト政権時代に行われた「カンボジア大虐殺」裁判の中で、主犯の元クメール・ルージュ将軍タ・モック氏が、事件当時のイギリス・サッチャー政権が虐殺に加担していた事実を示す証拠を暴露すると宣言しているそうだ。

タ・モック氏の弁護士ベンソン・サメイ氏の説明によれば、1985年から1989年の間、英国特殊空挺部隊(SAS)はクメール・ルージュの民兵達に、カンボジア国境付近のタイ領土で、爆破と待ち伏せ攻撃の専門技術を250人に教育していたという。

(筆者の知る限りでは、元SAS隊員が日本国内限定で出版した手記「闇の特殊戦闘員」の中に、上記のカンボジア国境付近でのゲリラ訓練疑惑についての事実をほのめかす記述があったように思うが、記憶だけなので定かではない)

クメール・ルージュは、極左であるポルポト政権失脚後の、ベトナム政府の傀儡政権であるハノイ政権に対して戦争を展開し、カンボジアの土地を「恐怖のキリング・フィールド」に変えてしまった。冷戦時代を背景に、当時の英国政府は米政府の支援(レーガン大統領とキッシンジャー国務長官時代)を元に、ソ連が支援するベトナム政府の拡大に対抗するため、ポルポトの暴走を知りながら軍事支援を続けていたとされている。

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