香美は診療日減　来月から、原と川会の診療所

　兵庫県香美町の藤原久嗣町長は三日の定例町議会で、町内の川会、原の両診療所の診療体制を四月から縮小することを明らかにした。両診療所での診療日が減る。村岡病院の派遣縮小に伴う措置。

　両診療所は、これまで公立村岡病院から医師が派遣され、週一日の診療を行ってきたが、同病院の診療活動が多忙になっているため、四月から派遣が縮小されるという。

　診療は現在、川会診療所が毎週火曜日午後、原診療所が毎週木曜日午後に行っているが、四月からは木曜日午前に川会と原の診療所で交互に行われる。町は両診療所の患者の利便性を考慮し、診療所間を送迎することで週一回の診療機会を確保する。

　医師の退職に伴い、昨年八月から休診している佐津診療所は医師の確保に至らず、新年度も休診のまま。引き続き全国自治体病院協議会や県の医師会を通じ募集する一方、従来通りＪＲ佐津駅から香住病院まで利用者を送迎する。