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岡山の病院で人工呼吸器に異常、患者16人が一時低酸素に
岡山県津山市の津山中央病院で2月、人工呼吸器に酸素を送る設備に異常があり、患者16人の呼吸器の酸素濃度が一時急激に低下したことが分かった。携帯ボンベで酸素を送る緊急措置を取り、患者の容体に大きな影響はなかった。
病院によると2月14日午後2時半ごろ、集中治療室(ICU)で患者の人工呼吸器の酸素濃度が低下していることに医師が気付き、酸素の供給源を携帯ボンベに切り替えた。設備は岩谷産業(大阪市)製。何らかの原因で酸素タンクの緊急遮断弁が下がって供給が約4分間止まり、通常99・5%の酸素濃度が最低の20〜30%まで下がり、予備装置も作動しなかった。
設備は平成11年に設置。遮断弁を交換したことはなく、昨年12月に年1回の自主検査をした際も異常はなかったといい、同社は詳しい原因を調べている。