来月16日に控訴審判決 岩手毒キノコ訴訟

 猛毒キノコのドクツルタケを食べて死亡した女性=当時(67)=の遺族が、診察した岩手県立久慈病院(久慈市)が適切な措置を怠ったためだとして、県に計約4600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第一回口頭弁論が3日、仙台高裁であり、結審した。判決は4月16日。

 遺族側は「医師は毒キノコ中毒の可能性を認識していた」と主張。県側は「認識はなかった」と反論した。一審盛岡地裁は昨年11月の判決で「医師に毒キノコを食べたとの認識はなく、中毒に対する一般的な治療マニュアルなども確立していなかった」として請求を棄却した。
2009年03月04日水曜日

岩手

社会



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